2021年夏に東京マルイのMP5が30年ぶりにリニューアルされ次世代電動ガンとして生まれ変わりました。
生まれ変わった次世代電動MP5A5は、これまでの東京マルイの商品コンセプトとは全く違い、次世代というよりも「新世代」と言ってもいいほどの変貌ぶりでした。
その最大の特徴が、稼働ユニットを電子制御化した「Mシステム」の導入です。
その次世代MP5A5から1年4か月たった現在、サプレッサー標準装備のMP5SD6がバリエーションに加わりました。
今回はこの次世代MP5SD6をご案内します。
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東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6とは?
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6は、次世代電動ガンMP5A5のバリエーションモデルでサプレッサー標準装備になっています。
H&K社のMP5のSDシリーズには固定ストックのSD5とリトラクタブルストックのSD6がありますが、今回次世代電動ガンになったのは、リトラクタブルストック装備のMP5SD6です。
東京マルイはこの小型サブマシンガンのフレーム内にリコイルユニットを組み入れて、疑似リコイルの再現に成功しています。
今回はこのMP5SD6のスペックと特徴をご紹介します。
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6に搭載されたMシステムとは?
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6とMP5A5にはこれまでの次世代電動ガンとは全く異なる制御システムである「Mシステム」が搭載されています。
この「Mシステム」とはメカボックス内に7つの磁気センサーを配置して、それをマイコンで管理・制御するシステムです。
この磁気センサー配置はこれまでのメカニカルスイッチのようなスペースが必要でないため、メカボックス内の空いたスペースを利用して、貫通型セレクターレバーを再現できるようになりました。
この他にもMシステム搭載により得た新機能があるのでご紹介します。
マルイ次世代MP5SD6の特徴1,FET(電子トリガー)の制御
マルイ次世代MP5SD6とMP5A5の特徴の1番目は電子スイッチ(FET)の採用です。
FETとはスイッチの入り切りの電流の流れを、物理的な接点ではなく電子回路で行うものです。
このFETのメリットは物理的な端子の接触ではないため端子接触で起きるスパーク発生を押さえ、スイッチ焼失を防げることです。
さらに物理的な接触に比べて電流ロスが少なくなり、トリガーのキレ(レスポンス)が良くなることです。
東京マルイがこれまでFETを採用しなかった理由
東京マルイが近年のモデルでFETを搭載し始めたのは電動ショットガンAA-12からです。
しかし、東京マルイは電動ガンにFETを搭載したのは今回が初めてではありません。
実は東京マルイは1996年という電動ガン登場の初期の頃に、SIG550という可変バーストモデルにFETを搭載したことがあるのです。
しかし、これ以降AA-12に搭載されるまで東京マルイにはFET搭載モデルは絶えていました。
ではなぜ、東京マルイは電動ガンにFET搭載を避けていたのでしょうか?その理由はFETの暴走問題のためです。
FETとはトランジスター石を利用した電子回路です。このトランジスターが故障した時に電流の制御が出来なくなります。
その結果として起きるのがトリガーに触っていないのにもかかわらず、BB弾が発射されるのです。
それもフルオートで(笑)。
こうなると事故に繋がる可能性があります。
東京マルイが電動ガンにFETを搭載しなかったのは、この暴発による事故を恐れたからです。
この東京マルイが長年抱いていたFETの問題を解決したのがMシステムです。
マルイ次世代MP5SD6の特徴2,FC(ファイアーコントロール)
東京マルイが次世代電動ガンMP5SD6とMP5A5でFET採用に踏み切ったのは、磁気センサーでFETの状態を管理・制御するMシステムのおかげです。
もし、FETのトランジスターが壊れた場合には、Mシステムが電流をカットしてFETの暴走を防ぎます。
Mシステムの機能はこれだけではありません。
次世代MP5SD6はMシステム搭載のおかげで、東京マルイで初となるFC(ファイアーコントロール)が可能になったのです。
このFCのおかげで次世代MP5SD6では今までの東京マルイの電動MP5では再現できなかった3バーストを実装できるようになりました。
それが可能になったのはセクターギアの動きを磁気センサーで監視して、いつも同じ位置でセクターギアを停止できるようになったからです。
またこれに連動してブレーキ機能も搭載してあります。
ブレーキ機能とは電流がカットされた時にモーターの回転を瞬時で止める機能です。
このブレーキ機能によってモーターが電流停止後も惰性で回ることがなくなり、セクターギアがいつも同じ位置で止められるようになったのです。
マルイ次世代MP5SD6の特徴3,オートストップの再現
FCと並んで次世代MP5SD6にリアルな射撃感を感じさせてくれるのが、東京マルイのMP5シリーズで初めて搭載された、残弾数が0になるとユニットが作動を停止する「オートストップ」機能です。
これまで東京マルイでは次世代のM4A1やAK47といったモデルにoオートストップ機能を搭載していましたが、いずれもメカニカル方式のオートストップ機能でした。
しかし今回の次世代MP5シリーズでは磁気センサーでマガジンの残弾数を検知して、残弾0でユニットの作動を停止させるMシステムの制御によるものです。
東京マルイでは次世代MP5シリーズで電子制御のオートストップ機能を実装したのです。
そしてそのオートストップを解除するのが、実銃のMP5で行われる「HKスラップ」という動作です。
この一連の作動静止、マガジンリロード、HKスラップというアクションで、実銃同様のアクションを体験できます。
マルイ次世代MP5SD6の特徴4,発射モード管理
次世代MP5シリーズでは通常のオートストップ機能が作動するモードと、オートストップをキャンセルして残弾0でもユニットを作動させれる空撃ちモードの選択をできます。
この発射モードはマガジンハウジング奥にあるセンサーの光の色で判断します。
これまで次世代電動ガンの空撃ちモードと通常モードの切り替えは、マガジンの設定で行ってきましたが、次世代MP5SD6とMP5A5で初めて電子制御によるモード切替になったのです。
マルイ次世代MP5SD6の実射性能は?
東京マルイの次世代MP5SD6の実射データーはまだ判明していません。
ただ、同じユニットの次世代MP5A5の実射データーはでていますので、そのデーターが参考になると思います。
次世代MP5A5の初速 最高:91.04m/s、最低:89.78m/s、平均:90.38m/sという数値が出ています。
ただフィールドによって多少はこの初速の数値が上下するようで、高地にあるフィールドでは初速94m/sというデーターも出ています。
また、サイレンサー標準装備のMP5SD6の場合、初速だけでなく静音性も大きな要素になってきます。
東京マルイの公式ページでは「内部の吸音材により、発射音が低減します。」と述べていますので、高音域をカットした気づかれにくい発射音であることを期待しましょう。
マルイ次世代mP5SD6の発売日と実売価格
東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6の発売日は2022年12月22日とアナウンスされています。
メーカー希望小売価格は前作の次世代MP5A5よりも5,000ほど高い¥65,800と(税別)なっています。
そして気になる実売価格なのですが、65,000~72,000円の間で予約販売が受け付けられています。
ただ、一部販売店では予約販売受け付け終了というショップもありますので、次世代MP5SD6の購入をお考えの皆さんは、お早目の予約申し込みをおすすめします。
マルイ次世代MP5用リポバッテリーの発売日は?
現在、東京マルイの次世代電動ガンMP5SD6とMP5A5はニッケル水素バッテリーでの稼働となっていますが、本来は東京マルイの純正リポバッテリーでの稼働が最もパフォーマンスを発揮できる設定になっています。
しかし、この東京マルイの純正リポバッテリーの発売日がいつになるのか?全く予想が付かない状況です。
昨年の夏の次世代MP5A5の発表の折に、純正リポバッテリーの発売は2021年末というアナウンスだったのですが、それから一年が過ぎた今でも全くの音沙汰なしです。
東京マルイは新製品発売に関しては一橋を叩き壊しても渡らないほどの慎重派なので、首を長くしながら待つしかないようです。
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